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夏に多い耳鼻咽喉科の疾患:外耳炎について

2020年7月3日

夏になると、耳が痒い、耳が痛い、耳漏が出てくるなどの症状で受診される患者さんが多くなります。これは外耳炎が原因です。

外耳炎とは、耳掃除をする外耳という鼓膜より外側の部分に炎症を起こした状態を言います。

原因は、耳の穴からばい菌が入ることはほとんどないため、耳掃除などで人為的に外耳を傷つけてしまうことがほとんどです。
まれに、虫がはいって外耳を傷つけてしまうことがありますが…

外耳の構造は、入り口は、柔らかく毛(耳毛)が生えており、耳毛の根からは皮脂腺がありここからの分泌物は、汗(耳垢腺からの分泌物)などの水分と混ざり、皮膚表面の保護作用、殺菌作用を持ちます。

この外耳に炎症が起きることが外耳炎です。外耳炎のほとんどが、耳そうじで外耳を傷つけて炎症を起こしてしまうことが原因です。
特に夏のような高温多湿環境下では、外耳道内は、さらに高温多湿環境になり細菌が繁殖しやすいため、一旦傷つくとそこで細菌が繁殖して痛み、耳漏、かゆみなどの症状が出現します。

耳掃除は、通常、外耳道入口部にしかない耳垢をとればよいのですが、盲目的に掃除することで、耳垢を奥に押し込んでしまう、外耳道を傷つけてしまうことがあります。一旦傷つくと、汗や風呂上がりの水などで、耳が痒い、つっぱった感じがおき、再度耳掃除して外耳を傷つけるといった、悪循環に陥ります。

耳が痒い、痛い、ついつい耳を掃除してしまう時は、一度外耳炎になっていないか、専門の耳鼻咽喉科で診察・治療をおすすめします。