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鼻呼吸の重要性について

2020年1月24日

開院してはじめての年明けです。令和2年も患者さまの気持ちになりになり、丁寧な診察を心がけていきたいと思います。
今年は暖冬で、日中暖かい日が多いですが、夜間はやや冷え込むので、寒暖差で体調崩しやすい時期でもあります。

よくのどの痛み、咳が止まらない、痰からみなどの症状がよくならないと訴えて受診される患者がみえます。
実際にのどの所見をみても、異常な所見認めないことも多く、訴えの割に所見が乏しいことも多々あります。ただ、鼻所見もよく観察すると、アレルギー性鼻炎を疑う所見が意外にあります。アレルギー性鼻炎での鼻詰まりは、日中より、就寝中特に明け方が強くなりやすいです。そのため、就寝中に鼻閉が強くなり、口呼吸で寝ていることが想像できます。
一晩中口呼吸で冷たい乾燥した空気を吸ったり吐いたりしていると、のどはカラカラになり、朝のどが乾きやすい、のど痛いなどの症状や咳などの原因になります。
鼻呼吸で寝ていても鼻が痛くなる、のどが痛くなるなどないのに、口呼吸ではのどが痛くなるのは、鼻には加温・加湿機能があり、口にはないことが原因です。鼻での加温・加湿機能はマスク20枚ほどに匹敵するとも言われています。口は、食事をとるため、会話するために本来作られているため、口で呼吸することに弊害が出てくるのです。

鼻では、寒い時期には、肺からでた高温・多湿(37℃、湿度100%)の呼気中の熱と水分を40%近く回収する機能が備わっています。そのため、吸気時に回収した熱と水分を、加温・加湿のために有効に使うことで、のどに潤いある空気を送り込んでいます。寒ければ寒いほど、鼻での呼気中の熱、水分がより多く回収されます。

よく、のどのトラブルが多い方の中に、本人には自覚のない就寝中の鼻閉が原因のことが多くいらっしゃいます。
気になる方は、是非当院にご相談ください。

鼻の呼気時