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隠れ鼻づまり

2020年3月17日

皆さんは隠れ鼻づまりという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
隠れ鼻づまりとは、日中起きているときは、鼻づまりがなく、夜寝ているときだけ鼻づまりになってしまうことです。
当然、本人は寝ているときの鼻づまりを自覚することはありません。しかし、睡眠時無呼吸症候群と同様に、この隠れ鼻づまりは、他人に指摘されないと気づきにくい点があります。

特徴
1)朝起きたとき、のどが渇いている
2)睡眠の質が悪い
3)よくのどを痛める
4)いびきを指摘される

などの症状があれば要注意です。

鼻の中は、血管が豊富な粘膜が入り組んでおり、鼻に入った微粒子、細菌、ウイルスなどを捕捉しやすくしたり、冷たい乾燥した空気を暖め加湿しやすいような構造になっています。
その効率をよくするために、鼻粘膜には自律神経が張り巡らされており、鼻粘膜の腫れなどには自律神経の影響を強く受けます。

日中は、交感神経優位のため、鼻粘膜は収縮していますが、夜間などは副交感神経優位のため、鼻粘膜は腫脹しています。特に夜間就寝中や明け方は鼻粘膜の腫脹は強くなります。
アレルギー性鼻炎や風邪で鼻粘膜に炎症があると、鼻粘膜の自律神経の反応が過剰になりやすく、より夜間の鼻閉になります。
特に、下の写真のように、鼻の構造に歪みがあると、夜間の鼻閉は強くなります。

自覚しにくい隠れ鼻づまりを、意識して自覚し、事前に治療することにより
1)睡眠の質がよくなる
2)のどを痛めることが少なくなる
3)熟睡しやすいので、自律神経が整いやすい

などの恩恵も考えられます。

朝起きたときのどが乾いている、睡眠の質が悪い、よくのどを痛める、いびきを指摘される などの症状がある場合は、実は隠れ鼻づまりが原因のことがあるので、是非ご相談ください。

正常鼻腔 日中

正常鼻腔 夜間

真ん中が、左へ強く弯曲 日中

真ん中が、左へ強く弯曲 夜間